あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

時間は有限、資源も有限@小嶋社長の証人喚問を控えて。

 いよいよ明日、ヒューザーの小嶋社長の証人喚問が行われます。証人喚問は参考人質疑と違って、偽証した場合に刑事責任が問われることから、おそらく真相が語られるのではないかと思われる。
 もっとも、あくまでも「偽証」しなければいいので、記憶にないとか身に覚えがないといってかわされることがあるかもしれない。そこは質問者の腕の見せドコロろう。
 前回、自説の講釈を延々1時間にわたっておこなった自民党渡辺具能議員のようなことがないようにしてもらいたい。それにしても、渡辺議員、自分の質問に自画自賛していたのだから始末におけない。馬子にも衣装とはこのことか。
 もっとも、共産党にも期待していたが、前回は期待ハズレ。かつて鈴木宗男の証人喚問の時、佐々木憲昭議員が「ムネオハウス」の情報を入手して鋭く切り込んでいたように、あの政党の情報収集能力からすればもっと姉歯氏の証人喚問の時も出来たと思う。
 民主党の川渕議員は健闘していたから、明日も期待できるのではないか?
 同氏は今朝もテレビ(みのもんたの朝ズバ)に出ていたが、管理人なりにその時の話も含めて、問題点は以下のことが考えられる。
 強度偽装は総研の内河社長からの提案なのか、それとも共謀なのか。あるいは他の人物が関係しているのか?建設を請け負った木村建設との関係は?
 伊藤公介、元・国土庁長官と小嶋氏の関係。平たく言えば政府と企業の癒着はあったのか?
 姉歯氏の強度偽装を知ったのはいつか?強度偽装を知っていながら、マンションを実際に販売したのか?
 イーホームズなど検査機関との癒着関係はあるのか?

もっとあるとは思うんだけどね。

 そんなこともさることながら、今日は証券取引法違反の疑いで、ライブドア堀江社長の自宅に検察の強制捜査がはいった、という速報が夕方からのニュース番組で取り上げられる。
 ホリエモンという強烈なキャラクターとそのインパクトから報道と言うよりもワイドショー的に取り上げられている感は否めない。
 その後の報道では検察は昨年から密かに進められていたようだが、管理人はよりによってなんで今日?という気がしてならない。

 証券取引法に違反しているという事実自体確かに問題があるだろう。市場は公正さが最も重要だからだ。
 しかし、そうはいっても、ただでさえ明日は証人喚問があるというのに、このタイミングでマスメディアが飛びつきそうな事件を検察側が捜査する、というながれに胡散臭さが付きまとうのだ。


 さらに言えば、明日は連続誘拐殺人事件の宮崎勤被告の最高裁判決の日でもある。
 小嶋社長の証人喚問の前日・当日にこれだけ大きな事件があること自体、権力者側による世論の誘導がなされているんじゃないか?と管理人は天の邪鬼なので思ってしまう。
 テレビのニュース番組も放送時間は決まっているし、新聞も記事の量は決まっている。
 すると、限られた範囲の中で、どのニュースをアタマに持って行くか、ということで腐心すると思う。宮崎被告の結審は重要だが、ライブドアはさしあたって重要とは思えない。しかし、世間の注目度からすれば視聴率は見込めるかもしれない…、となってくると、ひょっとしてひょっとするかも…となる。


 よくある話で、大事件があったりすると、火事場泥棒的に不祥事の発表などをして、世論の批判をかわすというのは良くある手段なので、明日以降の新聞は小さな記事でも注意が必要となるかもしれない。