お、お…おおっ!って、これだけ読むとちょっとね@神の雫第5巻
- 作者: オキモト・シュウ,亜樹直
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/01/23
- メディア: コミック
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店員も忙しそうにしてるし、訊くのもいいや、と諦め帰宅。
地元の本屋は小さいから、すぐに見つかるのがメリット。デメリットは、本がないこと。マンガと雑誌に比重が高くて本が少ないから、そこが不便。
でも、講談社学術文庫だとか、ちくま学芸文庫だとか岩波文庫だとかおいても買いそうな人がいないだろうな、きっと。頼むから本読んで、と懇願したくなる。
そんなわけで神の雫であります。原作者の亜樹直ははてな内にブログがあるので興味があればそちらまで
http://d.hatena.ne.jp/agitadashi/
ヤンジャンとかモーニングとか青年誌は路線的に何パターン化に分かれてますね。ともかくエロがあればいい、というのと、ガキは読めないだろうなぁという難しいのと、かつての劇画タッチのものと大よそ三パターン。
ガキは読めないだろう…でいえば、ジャンプのデスノートなんてガキは読めないだろうって思うんですけどね。最近、マンガというより画の多い小説だってラジオでスガシカオが言ってたけど、まさにそんな感じ。気合い入れて読まないとわからなくなっちゃう。
今回は、亡父の遺した使徒を捜すべく突き進む、のが主題。その一方でほのかに恋心というのが副題。でも、良くあるパターンで、それに気づかない。という古典的様式ですね。
それを考えると源氏物語の革新性は凄いな。化けて出たり、幼女を囲っちゃうんだから。
主人公・雫のライバルは山深い寺まで行って水を飲んで真理を発見。ただ、軟水と硬水が違うから、ホントに分かるのかなぁ。と管理人はトンチンカンな気になり方をしてしまいました。
どうもヨーロッパと日本では世界観というか文化観が違うから日本的なものにヨーロッパと共通するモノを見る、というのはどこまで可能なのかな。作曲家のメシアンが日本の音楽に自らの音楽との共通点を見いだしていたという方がむしろ例外なのかも。
食文化にしてもそうで、型式観があるんだか無いんだか分からない。ヨーロッパのように強固に出来てないんですよね。体系化っていうのかな。
食器に対するこだわりとか分かるんですが、全体を俯瞰して一つの作品として捉えるというよりも、一つ一つの料理を作品としている。
このあたりは文化・文明論なのでもうおしまいにして…。