というわけで、ゴチャゴチャみていくと、色々問題があるようですね。
ニュース繋がりで一発目はNEWS。内に引き続きまたメンバーの誰かが飲酒→自粛だと。アイドルなのに早稲田だとかMARCHレベルの大学を合格している割には、学ばないなぁ。
芸能人は、世間ズレがウリでもあるんだろうけど、あくまでも法律の範囲内であることが重要だろう。「法律は最低限の道徳である」って言葉もあるくらいだし。
芸能界はマス・メディアという媒体を通じて成り立つワケだ。だから当然、マスメディアはその名の通り、不特定多数の大衆に対してアウトプットする。そうした普通の人が持ち得ない媒体をツールにする職業は公的性格を、否応なしに帯びてくる。
今回の一件はそうした自覚に欠けるのではないだろうか。
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自覚に欠ける、の続きは東横インの社長の会見。
あそこまで、本音を言ってハッキリ言って呆れ果てた。世の中にはホンネとタテマエがあって、あーいった事件があって記者会見をしているのに、まったく悪びれる様子も反省する様子もなく、いけしゃあしゃあと言ってのけるその根性に、この人にはパブリックなものに対する認識が欠けていると思った。
パブリックなものに対する認識は公共性でそのうちにもっと考察すると思うけどね。
ただ、これは公共性の欠如と共に堀江・ライブドア事件と同様、後発企業がその業界でのし上がっていくために生じた歪みが存在しているように思う。
これと同様な構図として佐川急便事件があるだろう。宅配業に後発して参加した佐川急便はヤマト運輸に追いつくために、政界へ資金提供をしたというのが佐川急便事件。
ということは、資本主義経済のとりわけ新自由主義路線において前提視される「公正な競争」というのは果たしてどこまで可能なのか、といった根本的問いがありそうだ。
ライブドア事件、それより以前の耐震強度偽装問題、これらは市場原理の中で「きちんとした監視」だ行われていなかったことを端的に表している。
だから適切な規制と監視(ただし、管理ではない)は必要なのだと思う。こうした考え方は「第三の道」路線で明確に示されているとおり。
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防衛施設庁の談合と、防衛庁の省への格上げ問題は格上げしない方が良いだろうってこの事件だけでも思わせるに充分だ。
だいたい「小さな政府」路線を志向するのに防衛庁が省へと昇格したら規模が大きくなるのは必須。彼らの掲げる時代潮流に逆行する。
大体、今のままで不満だから内閣府の一庁からそこからは独立した省になりたいのだろう。防衛省になった場合、内閣を構成する大臣が必要になり、防衛庁長官とは異なり、首相との関係は直属の上司になるわけでない。
そうすると、シビリアンコントロールの厳格化からは明らかに後退することになる。
軍が大きな力を持って国政に影響を与えているのは、アメリカや中国を見れば容易に分かるだろう。
自民党はなにゆえ、政治の影響力を進んで下げようとするのか…。
かつてアメリカのアイゼンハワー大統領が退任挨拶で「軍産複合体」(military-in-dustrial complex)と言及したように、軍隊が大きくなると軍隊の意向が産業界に影響を及ぼすようになる。
しばしばそれが不要な軍事介入の始まりになった例は事欠かない。
皇室典範の改正で、久しぶりに自民党を追われた平沼赳夫が絶叫してた。
125代2600年続く天皇制を安易に変更して良いのか。という問題意識だとおもう。そこまで考えるのなら、125代と2600年も合わせて考えた方が良いと思う。歴史学では実在が疑われる天皇が何人もいるのだから。
それと共に、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」と日本国憲法にはあるから国民意識の高まりは必要だろうな。
でも、勝谷誠彦の旧宮家を復活云々はナンセンスの極み。天皇家ですら既に憲法の枠内でしか存立し得ないことをはっきり認識するべきだろう。形式的には民間人になった男性がいるとして、そのヒトが愛子内親王に代わって継承する、という行為が受け入れられるとは到底思えないのだが…。
ま、火急の問題じゃないし、ゆっくり考えれば良いんじゃないのか。
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