希望・不格差社会
国会では武部勤自民党幹事長の次男に3000万送るように依頼したメールがあるとかないとかの大騒ぎ。
堀江(元・社長)と武部次男が同窓だったとかなんとか…って話なんだろうけど、この騒ぎ、ハッキリ言ってどうでもイイ。
ライブドア事件は、ここでも再三再四指摘しているけど、公正な競争下が謳われる新自由主義的な市場万能主義の中で、公正な競争が実際には行われていないということが問題だろう。
きちんとした監視がないから、田んぼの中の案山子にスズメが平気で案山子の上に乗ってしまうように、監督機関があって無いのと同じ状態なのが問題だろう。
結局、「努力した人が報われる社会」というのを大衆に向かって宣伝しながら、意地の悪い言い方をすれば、実際は運のいい人・声のデカい人・相手を出し抜く人が儲かっていくシステムになる。
だけど、下流の人はそれでもイイって言うんだから解せないよなぁ。彼らがどこまで深く考えているのか、というのもさることながら、彼らの置かれた社会状況が伝統的政治的無関心層の拡大をもたらしているのではないか…という気がしてくる。
だれがフィードワークしてくんないかな。最近の格差社会論とこの辺りは密接にリンクしてくると思うんだけれど。
あ、『下流社会』読んだから感想書きましょう。そのうちに(笑)。
- 作者: 三浦展
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- 発売日: 2005/09/20
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