舌足らずですいません@BLEACH22巻
- 作者: 久保帯人
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/05/02
- メディア: ペーパーバック
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そーいえば、世界史でレコンキストってやりましたね。スペインの国土回復運動のコトを指すわけだけれど、それに近い響きなワケで…。
ところで表紙は敵キャラのウルキオラ。日番谷の説明によると、隊長クラスよりも強いらしい。死神が黒衣に対して白衣なのね。
黒衣の宰相と言えば金地院崇伝か(←日本史選択者しか分からないネタ)
22巻では前回までの一段落からは一転して、物語がいきなり動き出してきます。個人的にはアクセルの踏み方がちょっと強すぎる感じで、読んでいて話の辻褄がつかないような箇所が散見されるんだけれど、同日発売のDEATHNOTEと違って、精密に読む必要のないマンガだからそれはそれでいいのかも。
ただし、「仮面の軍勢」篇に至るまでに20巻使って伏線を張りまくった割には、ちょっと杜撰な感じもする。致命的な欠陥というわけではないんだけれど、何でお前がそんなコトしているんだ?的な舌足らず感。
この後の展開で解決されるのかもしれないが、この後は闘ってばかりじゃねーのか?とも思ってしまう。
多分、その舌足らず感というか整合性の甘さというのはきっとキャラの出し過ぎに由来しているのではないのかな。
このマンガ、立っているキャラが多いのは良いんだけれど、それを久保本人が当て込んでるかどうかはともかく、この「仮面の軍勢」篇で華々しく登場させてしまっているがゆえにキャラ同士のセリフ内容のすりあわせが今ひとつなんだよな。
ジャンプ特有の強さのインフレも予感させる(ジャンプ本誌を読めば分かるけど)が、それ以上にキャラクターのインフレが起こっている感じ。
人間界に日番谷呼んできたのは、人気投票のせいだろ?と勝手に予想。話のノリから「慎重キャラ」を出さなくちゃいけないのはわかるんだけど…。
とはいえ、話の大筋はまだまだ面白い。
話がもたつかない限りは、切らずにいけそうな展開だった。