あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

アニメ版DEATHNOTEと政治嫌い

 火曜の深夜(日付から言えば水曜日)にいよいよ始まったアニメ版DEATHNOTE
 深夜枠のアニメだからどーなるかな、と思ったら意外や意外。しっかりとした作りだった。こないだのゲド戦記よりよっぽどましだよ。セル画というか動画がとてもきれいだ。原作のナイフを所持して捕まった小畑健の画のクオリティが余りにも高いから、アニメ化したらダメになるんじゃないかなぁ…とは思ったけれど、殊の外良かった、ということで。
 キャストは以下の通り
夜神 月 : 宮野真守
L・竜崎 : 山口勝平
リューク : 中村獅童
 映画と同じく、マンガのリューク中村獅童なんだね。謹慎しなくて良いのかな、なんて邪推はさておき、新人らしい(どの程度のキャリアで脱・新人なのか分からないけど)ライト役の宮野がややわざとらしい感じだったけれど、なかなか良かった。だってライトだしね。これもまた驚きの一つ。
 きっと、Lが難しいんだろーなぁ。あの役は誰がやってもブーが出るだろーけどね。でも山口勝平だもんなぁ。山口のイメージって結構正統派なんだけどな。管理人は「らんま1/2」から認識したもので、山口は完璧ではないものの主人公という印象なのだ。他にも例えば、「名探偵コナン」の新一役とかさ。そうそう、「ONE PIECE」のウソップとか。まぁ、ウソップは主役ではありませんが…。


 AERA安倍晋三との絡みでなぜかデスノが採り上げられていたけれど、要するに、デスノの世界が受けるのは若者の「反・政治性」の現れだ、みたいなことを言っていた。
 うーん…。管理人は60年安保も70年の若者の反乱という「超・政治性」と今の若者の「反・政治性」はコインの裏表、という様に見ているので、ちょっと違うんじゃないか…と思うけど。ただし、今の若年層は「反・政治性」であって「嫌・政治性」ではないと思っている。なぜなら、2ちゃんねるやネット保守(対対象としての果たして存在するか分からないネット革新?)では「祭り」となる対象があれば非常な盛り上がりを見せることがある。例えば、北朝鮮のミサイル問題だったり、イラク人質事件だったりがそうだ。
 興味があれば北田暁大鈴木謙介の著書を読めばいいのだけれど、管理人自身は政治を理性で捉えることから、本音で捉える方向にシフトしているのではないかな、と思う。それは長期の歴史的パラダイムで考えた場合に左翼的権威が完全に失墜したこととパラレルをなす。だから、社会・政治的な問題をそれぞれ個人の理性に基づく世界観や価値理念に照らし合わせて考えるのではなく、「好きか嫌いか」とか「快か不快か」といった基準で考えているのではないだろうか、と思えるのだ。
 もっとも、社会学でないからウラをとらないと単なる思いつきに留まるのだけど…。
 だから、政治嫌いではなくて、政治を政治として捉えることをしないで、自分とは直接に関係のない、一種の余興として捉えている。(だからメタだとか言われちゃうんだろうね)


 考えがまとまらないので打ち出してみたけど、理路整然となるにはもう少しかかりそう…。

嗤う日本の「ナショナリズム」 (NHKブックス)

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カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書)

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なぜ「話」は通じないのか―コミュニケーションの不自由論

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 この辺りを念頭に置きながら考えてみたんだけど…。どーなのかなぁ…。