10月に入ったのでここのデザインをハロウィーンにしたら、やっぱり「見づらい」といわれてしまった(汗)。
いや、僕自身もそう思っていたんですが…。ゴメンナサイ。でも季節感があって良いんじゃないでしょうかねぇ、と今月中は変更する気がありません。悪しからず…。過去のエントリが見えづらいって言うんですが、確かにそれはいえますね。見えづらい。
でもなぁ…ブルーブラック好きなんすよね。ボールペンもそうだし、万年筆のインクもブルーブラック。一人でヘンなところにこだわってみたり。
やっぱりと言えば、北朝鮮の核実験。
完全に想定内、ですが、賢明な判断だとは言い難いと個人的には思った。いろいろなニュース番組を見ていたけれど、重村智計早大教授の「このままだとジリ貧→体制崩壊」だから「外交カード」として核実験をしたのだ、という見解が一番妥当だと思うな。
北朝鮮には半島の統一が目標で、その戦略の一環だ、とコメントがあったけど、それは無いだろうな。国際関係を無視しすぎているし、ちょっとゲーム脳な印象。
ただ、それとは別に考えていたことは、やっぱり軍隊に充分なlegitimacy(正統性)を与え、軍隊の比重が高まると政治にとって弊害が多いな、と思えてしまう。
先月のタイのクーデタや昔の韓国もそうだけど、民主主義国家にとって軍隊という「実力」の存在は民主主義が根付いていない段階では容易に体制転覆が行われ得るファクター(構成要素)になり得る、ということだ。体制転覆とは言わないけれど、軍が政治にどんどん介入してしまい、結果、政治(厳密に言えば軍事も政治なのだけど、主に立法や行政だと考えて)が軍の以降に左右される事態が起こってしまう。
このあたりはサミュエル・ハンチントンの「民主化の波」理論に関連するけれど、かつて君主大権に属する軍の統帥権が政府に移行した場合、民主主義の未熟と軍事力そのものの大きさに関係して、一旦敷かれた民主主義が後退してしまう。
だから何が言いたいかって言えば、北朝鮮の「先軍政治」なんてまさにこれで、軍を優先させた結果、あまり賢明とはいえない外交方針を採っていたりするように思う。つまり、「政治が軍隊を統帥できていない」側面があるんじゃないのかなぁ、と思った。
- 作者: サミュエル・P.ハンチントン,Samuel P. Huntington,坪郷実,薮野祐三,中道寿一
- 出版社/メーカー: 三嶺書房
- 発売日: 1995/10
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