後日譚。のだめ16巻感想。
後日、と言ったので今日はのだめ16巻の感想
- 作者: 二ノ宮知子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/13
- メディア: コミック
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今回はほとんど曲は出てこなかった。15巻がのだめ中心に展開していたストーリーだったとすれば、今回は千秋に話がシフトしている。ま、黒木くんとターニャの行く末は?っていうのもあるんだけどさ。
千秋の話といえば、もちろん常任指揮者に就任したル・マルレ・オーケストラの話。今回では千秋の上司たるマルレ・オケの音楽監督にして、実在する日本の東京都交響楽団の常任指揮者でもあるジェイムズ・デプリーストが登場。
今まで、影しか描かれなかったり、と正面から出てこなかったのでようやく、と言う言葉がピッタリ。千秋と電話のやり取りをしていました。
ドラマ化をきっかけに、都響のHPも特別サイトを用意。デプリーストへのインタビューもあって面白いです↓
http://www.tmso.or.jp/j/news/nodame.php
今回は久々に昔に戻ったみたいな感じで、ひたすら、ねちっこく、リハーサルを重ねる千秋のシーンが多くてオケ好きには面白いけど、違う要素を求めている人にはひょっとすると、かもしれませんねぇ。
けど、非常にリアルなリハーサルの描写です。演奏会のリハーサルってこーなっているのかぁ…と分かるやも。
今回採り上げていたのは、ロッシーニのウィリアム・テル序曲。
このオペラ自身は非常に長いみたいだけど、この序曲は非常にポピュラー。しかもwikipediaによれば「ひょうきん族」のオープニングでも使われていた(←確かにそうだった!)ので馴染みのないヒトでもどっかで効いたことがあると思われる曲だ。
ウィリアム・テルはスイスの伝説上の英雄。弓の名手として知られ、ある時、息子の頭にリンゴを載せ「そのリンゴだけを射抜いてみろ」と悪い代官に強制されたが、見事にウィリアム・テルは息子の頭上に載せたリンゴだけを射抜いた、というハナシ。
ちなみにこの序曲、マンガの描写通り、序曲にもかかわらず4つの場面の描写がなされています(一番有名なのは4番目のファンファーレのところ)。後に「交響詩」というジャンルに影響を与えたとも言える作品です。
- アーティスト: シャルル・デュトワ,ジョアキーノ・ロッシーニ,モントリオール交響楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2006/04/12
- メディア: CD
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こーいう序曲集みたいなので良いんじゃないでしょうか。管理人はチョン・ミュンフンのイタリア・オペラ序曲集で聴いてますが…。