あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

教育再生会議

 今日18日に初会合があるのを思い出した。教育再生会議。月曜のNEWS ZERO(日テレ22:54〜)とかで(案の定、表面的に)採り上げていたけど、どーなんだろ。
 この会議、著名人多数なんだけど、現場にいるヒトって果たしてどれだけいるのか?ということだ。小学校や中学校で長年教壇に立ってました、と言うヒト。あるいは、学校教育以外で関わってきたヒト(たとえばNPOとかで)はどれだけいるのか?ということだ。

 一歩間違えると、単に「私はこうやって育てられました」、という個人体験に基づくサロンになってしまう。例えば、「私は子どもの頃、悪いことをしたら問答無用で殴られました。それで立派に(!?)大人になりました」的なナントモ頭の悪い議論をやりかねない。


 座長でノーベル賞受賞者の野依(名大教授)氏にしても大学教授であって、果たして、教員免許状を持っているかは甚だ疑問。大学教員は教員免許要りませんからねぇ。


今日行く審議会@はてな
 教育問題に関してはこちらのブログが非常に詳しく書かれているので参考になります。(教育問題を考えるときのアーカイブになるかも)

 安倍総理の意図では教基法(←教育基本法のこと)を改正したくてしょうがないんだろうが、ゴタゴタありそうなので、ひとまず手をつけやすそうなところから攻めてみる、ということだろうか。
 その一つめが教員免許更新制にすることらしい。

 ただ、その時に、研修はどこでやるのか?研修センターを新たに建設するかの?
 教員が研修に行っているその間、授業をする代理教員はどうなるのか?研修を受ける教員と臨時で受け持つ教員との間で申し送り期間を含めたサポートがとれるのか?
 こうした大がかりな制度変更をするに当たって、それに対する教育予算はつくのか?などなど。
 教育の問題に真剣に取り組むのであれば、そこに時間と人材と予算を使わなければ結果は出ない。そのへんをケチって何とかなるという発想なら大間違いだ、と予め警鐘を鳴らす必要があるだろう。
 教基法の文言を変えれば、全て丸く収まりますよ、めでたしめでたし…。という発想だとしたらまったくオメデタイし、その程度の認識しかないヒトに学校教育について論じられたらそれこそ百害あって一利なし、だろう。