あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

行っちゃった。

 木曜は午前大学→夕方〜深夜にかけてバイトをしてるので、正直金曜はヘトヘトです。やっぱり、太陽と共に人間活動しないと、疲れがとれませんね…。睡眠時間は結構とっているのに体が怠くてしょうがない。


 さて、行っちゃったと言えば、ダリ展。
 いや、あまりに怠かったからウチにいようと思ったんですが、ここで見ないと見られないとおもって、遅めの出発。

 平日がオススメと言うから、午後から言ってきた訳なんですが、結論から言えばなかなかよかった!でも、結構混んでたな。人集りが出来ているので気合いを入れないとちゃんと見られないくらい。

 前にも触れたとおり、「シュールレアリズム」の画家ダリってコトで、結構先入観があったんですが、良い意味で予想を大きく上回るモノでしたね。
 美術好きには分かるかも知らないけれど、美術に明るくない管理人なりに表現すれば、「顔は男、体は女」みたいなもんです。つまり、男の顔も女の体も、そのパーツだけをとれば別に不思議はないんですが、その組み合わせ方で今までみたこともないような世界が広がるわけですよね。

 画を描いているダリ自身も、書いている最中できっとイマジネーションが湧いちゃうんでしょう。だって、管理人が美術の時間に「静物画を描け」って言われて描いたって、あんな風には描けませんからね。ダリもコメントを残しているようですが、本人も描いていて良く分からないところがあるんだとか。でも描きたくなっちゃうんだからしょうがない、みたいなことが書いてありました。
 はぁ…。さすがそのあたりが芸術家だな。

 それに、色の使い方が非常に効果的。それにピカソと同じで、フツーの絵自体は凄く上手い。そうしたしっかりとした技術があるからこそ、シュールな絵を描いてもそれが芸術になってしまうのでしょうね。

 いままで、印象派ばっかり見ていたわけなんですが、本物のダリの絵を見ていて、こういう系統の絵も結構良いものだ、と思えたのは大きな収穫。


 地方に住んでいるヒトに悪いのですが、やっぱり文化施設は東京に限るな。「東京の植民地」に住んでいる管理人ですが、その利益に充分預かれるのは非常に有り難いです。
 クラシックのコンサートにしても、歌舞伎や芝居にしても、美術館博物館の特別展示にしても、東京や大阪みたいな大きな街じゃないと集客の都合で出来ないんだろうな。

 逆にウラを返せば、大都市に住んでいるヒトは進んで、こーいう施設を利用しないともったいない気もする。なんのために毎日の通勤・通学地獄と住環境の悪いところに住んでいるか、といえば、仕事や学術研究が集まっていることと、それに伴って文化施設が充実しているってことでしょう。
 だったら、やっぱりその恩恵を受けないとね。

 と、ダリ展を見たあとに思いました。