決意新たに?
先日、バイト仲間からたこ焼きホームパーティなるもののお誘いを受ける。
その日は研究会だったから、遅れて参加。
久しぶりにたこ焼きを食べた。去年の夏に九州〜埼玉を旅した際、大阪に立ち寄ったとき以来。好きなんだけど何故か食べない。近所に美味しいたこ焼き屋がないのがいけないのかな。
もっとも、たこじゃないたこ焼き(たこ焼きとは言わないか)もあった。餅&チーズを具にしたりね。
学生の性としてゲテモノ系も作ってた。よくやるよなぁ…。
それにしても、院生になった今でも、そーいったイベントに呼んで貰えるのは嬉しいもんで、改めて感謝。
そいでもって二日続けて研究会。
とりわけ今日の研究会はヘビーだった。なんと4時間半に及ぶ研究会。
前半は中国から先生を招いて報告。中国の中東政策について。なんと、レジュメが中国語だった。簡体字になっているからところどころ分からないんだけど、まぁ前後の感じから推測。
問題は、通訳無しの英語による発表だった。
正直な話、英語出来ません。活字になっていれば大意は分かる程度の英語力。院生になるにあたって、英語の勉強はしたけれど、専ら英文を「読む」トレーニングばっかりで、「聞く」とか「話す」は全然していなかった。
というわけで、多分、発表していたことの半分…へたすると三割くらいしか分かってないかも。
と、いうわけでヒアリングしなくちゃいけないなぁ…と思ったのでした。
内容としては、中国が中東政策において、北アフリカをも含めた独自の政策を採っていること。(それには中国のエネルギー問題も当然関係している)
国内的には台湾問題や新彊ウイグル自治区のような民族問題を抱えていることなどが挙げられる。ちなみに新彊ウイグル自治区は中国領にもかかわらず、イスラム教を信奉している地域である。
そーなると、領土的には中国だけれど、文化圏としては東アジアのイスラム文化圏になるので、そのへん複雑になってくる。それをうけて、中国政府の中東政策は展開されているという側面もあるという。
確かに改めて言われてみると、非常に新鮮である。
後半は、別の先生の報告。
こちらもお題は、近代中国、中華民国における憲法制定運動過程について。
これは前回の研究会に関連する話なのでカットの方向で。
ただし、中華民国以来、中国では国民が直接憲法を作る「民定憲法」の運動があったのにたいして、日本は明治の大日本帝国憲法も終戦後の日本国憲法もどちらも民定憲法ではない。という指摘が別の先生からされていた。
確かにその通りで、大日本帝国憲法は「天皇が臣民に公布する」し、日本国憲法も自由民権運動以降の日本の民主主義の要素は加わっていても、「制定過程」での「GHQによる命令」という側面は否定しがたい。
そーいった意味で、国民運動と「民定憲法」の経験というのが実は国家成立の正統性(Legitimacy)に関わってくるのかなぁ…なんて思ったりした。
ちょっと難しくなったけど、まぁ、そんなところで。