余裕が無いのか@国会〜与野党対立
国会延長の公算が高まった(12日間延長する)らしい。前にも書いたんだけど、
通常国会…憲法で義務づけられ、毎年1月に始まる議会。期間(これを会期って言います)は150日間。目安として1〜3月までは予算の審議→成立を、4〜6月までは重要法案の成立を目指す。
なので、そろそろ150日になっちゃうのです。
で、今年は7月に参議院選挙があるので、選挙前に有権者に主張をアピールしたい野党と、法律を成立させて「実績」造りのアリバイを作りたい与党との間で、バトルしているわけです。
なんですが、歴代内閣に比べると、どーも安倍内閣は「ゴリ押し感」が強い。
多分、社会保険庁の問題で、支持率が30%を切っているので、何が何でも「実績造り」をしたいんだろうな。
ただし、国会の会期延長が12日間しかなくて、果たして、重要な法律の審議が出来るのか?さまざまな法案が委員会ごとに同時並行して審議する関係上、一つの法案について週2日ペースでしか審議されない。
あんまりゴリ押しばかりすると、議会は要らなくなっちゃうわけだ。だったら、選挙で過半数獲った政党だけで決めればいいのと同じだからね。
だから、反対するヒトたちの意見を充分に聞いて、「有効な妥協」が出来るところはすればいいのである。ただ、いまの安倍内閣のゴリ押しっぷりを見ると、そんな余裕がないんだろうな。
何のために反対するヒトたちに時間を与えるか、ということを考えないとダメです。と言う話でした。