あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

鮮度が落ちているんだけど

【原爆投下「しょうがない」発言、久間防衛相が陳謝(読売新聞) - 2007年7月1日21時3分】
 久間防衛相(衆院長崎2区)は1日昼、長崎県島原市内のホテルで記者会見し、30日の講演で米国の広島、長崎への原子爆弾投下をめぐり「しょうがない」などと発言したことについて、「長崎、広島、全国の国民の皆さんに、大変申し訳なかったという気持ちだ。これから先は一切、そういうこと(発言)はしない」と陳謝した。

 久間氏は1日、自民党の中川幹事長と電話で対応を協議し、その後、記者会見に臨んだ。

 久間氏は会見で、「米国が落とした核爆弾を是認したわけでない。平和と安全の問題では相手の意図を見抜けないと取り返しのつかないことになると言いたかったが、例えとして原爆の話までしなくてもよかった。米国としてそういう(原爆投下の)選択を、戦争を終わらせるためにしたんだなという感じで(しょうがないと)言った。その言葉が非常に誤解を生んでいる。ああいう言葉を使うこと自体がいけなかった」などと述べ、自身の発言が軽率だったことを認めた。

実は、昨日書いたエントリだったので、ウチに帰ったら辞任していたのでちょっと鮮度が落ちた…というか(苦笑)。
 改めてエントリを書きますが、いちおう、日曜の時点で考えていたことの以下雑感。


 これで居直ったらどーしようかと思ったら、案外素直に謝って驚いた。このまま居直ったもっと糾弾してやろうか、なんて思ったんだけどな(笑)。
 やっぱり「間違ったら、素直に認めて、ごめんなさいを言う」っていうのは大事なことだと思う。政治家なんだから自身の取った「行為」についての責任をきちんと取らないとダメ、ということ。

 ただ、「言ってはいけないこと」を「大してよく考えずに」喋ってしまうっていうのは政治家としては能力に欠ける(≒無能に近い)んじゃないか?
 そういう「能力に欠ける」人間を1億2000万いる日本国民の防衛政策の最高責任者である防衛大臣に座らせておくのは果たして安全なのか?という大きな心配があるのだが…。

 久間大臣はいわゆる自民党の「国防族議員」であって、非常にこの分野に詳しいのは分かるのだが「詳しい=有能」では必ずしも無いと思う。知識のいっぱい詰まっている大学の先生に、必ずしもまともな授業や研究をしないヒトがいるのと似てる。
 大学の先生なら、「ある意味」無害だけど、国防政策の最高責任者だからね。その影響は計り知れないほど深刻だろう。

 しかも、久間大臣、長崎選出の議員なんだけどな。なおさらダメだな、こりゃ。
 ヒロシマナガサキっていうのは決して忘れちゃいけない記憶だよ。