あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

この煽動は確信犯?

橋下弁護士大反論!公開バトル要求(デイリースポーツ)
http://daily.jp/gossip/2007/09/05/0000600488.shtml
 世論とか感情とか、そーいった非理性的なものを排するために裁判は資格を持った検察やら弁護士やらを代理人に立てて、コトの是非や正当性を争うのではなかろうか。民事訴訟はまた別なのかもしれないけれど、フツー弁護士資格の無いヒトが代理人を立てないとは考えにくいので) 。
 今回の一件も「法廷で」コトの是非を論じればいいのであって、理性的とは言えない「テレビの場で」ケリをつけようというのは理性的な対応とは言えない。なぜなら恐らく橋下弁護士が望むようなテレビ番組内での公開放送は民法でなければ成立しないだろうし、仮に実現した場合は恐らく公益性なんて論外で、「いかに面白く見せるか」という観点から番組は作られる。それはバラエティであり、エンターテイメントであり、およそ裁判とは全く異なる。誤解を恐れずに言えばテレビという媒体を使ったリンチに過ぎない。
 なんか今回、一連の橋下弁護士の対応は「弁護士」という立場での振る舞いというよりも、「弁護士タレント」という立場で振る舞っているような感じがする。大体、採り上げている媒体がデイリースポーツなんていうのもその事実を端的に物語っているだろう。(言い過ぎかな?)
 予め断っておきますが、管理人は光市事件の一件に関する刑事被告人を擁護する気も同情する気も全くなく、弁護団の主張にも納得しないことは多い。更に言ってしまえば、裁判の過程なのでこーした見方は良くないのだろうけど、有罪だろうと推測している。
 ただ、そのことと裁判に感情とか世論とかが持ち込まれるのは別だろう、ってコトが言いたいので誤解のないように。
 だけど、よってたかって社会的に制裁を加えないと気が済まない人達がいるんだろうな。