あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

勉強への動機付け

 バイト先はファミレスなワケで、学校も学科も、生まれも育ちも(そりゃ当たり前だ)、年齢も違うヒトがいっぱいいる。

 普段から専門研究ばっかりやっている院生には、ちょっとした世間が知ることが出来て面白い。


 でね、こないだバイトしていて振られた質問が「勉強ってする意味あるんですか?働く上で直接役に立ちますか」って質問。

 しかも相手は今年度から高校生。

 あー、むずかしいなー。
 高校生くらいだとリアリティ無いんだよね。今やっている勉強が実際で役立つかどうかってさ。


 例えば、会社に入って上司や先輩から仕事の説明を受ける、とか、お客さんの話を聞いて、どんな要望があるかリサーチする、と言った場合には、単に「漢字が読めます」じゃ困るわけだ。

 要するに、そこには「理解力」が必要になってくる。

 だけど、論理的な理解をするのには現代文「だけ」読んでもなかなか身につかなかったりする。(いや、現代文を理解できないことにはしょうがないんだけど)
 論理的な思考には頭の中で「イコール」「逆」「裏」「対偶」とか数学チックな思考も当然必要。

 語彙だって増やさなくちゃいけない。
 上司だったら20〜30歳も年が離れているし、それこそ生まれも育ちも違うお客さん相手に「学校にいるのと同じ調子で」話が通じるわけがない。

 ほかにも、
 物質には様々な属性があって、その属性ごとに物質の性質は違う、とか。(逆に言えば、その属性ごとに同じ性質を持つ、ということにもなる。だから元素の周期表とか覚えたりするんでしょ?)

 実のところ、学校でやっている勉強って、人生長い目で見ればそこ・ここ・で役立っているんだけど、いわゆる「資格の勉強」みたいに「ハウ・ツー」でないぶん、実益に結びつかないから、役立っていることに気づかないことが多いわけだ。


 そこを中高生くらいに気づかせるって言うのは、彼らが社会に出てない分、なかなか難しいよね。と思った。