あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

タイミングが難しい。

先週はコンサートに2回も行った。

いずれも東京芸術劇場で行われた「都民芸術フェスティバル」公演の一環。

曲目は以下の通り。


東京都交響楽団
指揮:梅田俊明   ピアノ:菊池洋子

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
ベルリオーズ幻想交響曲 作品14

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
指揮:高関 健   ピアノ:野原みどり 

グリンカ:スペイン序曲第1番「ホタ・アラゴネーサ」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
チャイコフスキー交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」


 都民芸術フェスティバルだから極めてオーソドックスな選曲。

 いわゆる「名曲」の類はときどき聴けると良いなーと思ったり。

 ところで、週末に聴いたチャイコフスキーの悲愴だけど、これはビギナーにとって、結構拍手のタイミングの難しい曲だなぁ…と聴きながら思った。
 (そーいえば、シュトニケにもそんな曲があったような…)
 というのも、第3楽章の行進曲が盛り上がりまくるので、第4楽章のフィナーレ(アダージョ)に入る前に拍手とか歓声が挙がってしまう。

 そいでもって、第4楽章。この曲の最後はチェロとコンバスだけになるんだけど、フォトが見にくいんだけど、一番最後は8分休符にフェルマータが付いている。
 だから細かいことを言うと、このフェルマータの付いた休符が終わるまでがこの曲なんであって、拍手はこの休符が終わってからした方が良い。定期演奏会でたまに採り上げられる(管理人は定期演奏会では新日本フィル朝比奈隆と東京フィル&尾高忠明を聴いたことがあるだけだけど)時は、ちゃんと「この休符の意味」をそれなりに理解して、完全にホールが静寂になり、指揮棒を下ろすまで聴衆は拍手しなかった。

 けど、たまーに聴くような人は分からないよねぇ。
 それに、たまーに聴くような楽しみ方もあるだろうし。


 そんなことを考えると、やっぱり拍手のタイミングについて考えさせる曲だと思った。
 

追記。

 明日からしばし出かけます!
 今回も日本国内ですので、心配しないでください(笑)。