あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

ルノワール+ルノワール展

 渋谷のBunkamuraで開催されているルノワール展に天気も良かったので行く。

 ヒマ人は余裕があって良いですね、みたいなコメントが聞こえてきそうだけど(今日はオリエンテーションなので非常勤は休みです)、日々忙しさに追われているような人間が教壇に立っては生徒の教育上よろしくなかろう、という管理人自身の考えもあるので、こーいうことをするわけです。

 それにしてもすごい久しぶりの渋谷。この街は未だにテリトリーじゃありません。
 詳しいヒトは今度ここを案内して欲しいくらい。

 さて、ルノワールルノワール展というのは画家のルノワールとその息子で映画監督のルノワールのコラボイベントみたいなもんでした。バッハ一族は音楽家だったというし、歴史をひもとけば「芸術家の家系」みたいなものは確かに存在しているから、そーいう遺伝子を受け継いだんだろうな。

 日本だと芥川龍之介の長男・比呂志は俳優、三男・也寸志は作曲家だったりする。


 ルノワールといえば印象派。そして、管理人のイメージするルノワールムーラン・ド・ラ・ギャレットである。(←多分画を見れば分かる)
 なんだけど、今回は無かった!期待していたけど、残念。(予め何が来るか調べていないので…)

 今回はルノワールルノワール展というタイトル通り、親子で共通するモチーフを対比的に並べてその共通性をみてみようという意欲的な試みのようだ。例えばこの写真みたく、タイトルは違えどもその共通性は一目見て明らかな二つの作品を並べて、違った角度からルノワールをみてみようという意図が込められているのだろう。

 管理人は芸術映画に対しては全くノータッチなのでどれだけ凄いかとか全然わからんのだけど、アタマ悪そうな感想を言えば「やっぱり血なんだね」と思ったり(ほんとアタマ悪そうだ。苦笑)
 そこで思ったんだけど、ルノワールって初期こそ確かに「印象派」って画を描くけど、段々と「外光」から離れていって「光彩感」を大切にしているような感じがした。それでいて晩年はその光彩感を持ったままはじめの頃の力強さに戻っていくような感じ。

 あと、健康的な女性をすごく多く描いている。激しい生命力というよりも女性の持つ包容力とでもいうのだろうか、大らかさとか優しさが表れていた。


 ともあれ、管理人は印象派が好きですね、やっぱり。