あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

社会不安障害 ─社交恐怖の病理を解く(ちくま新書)

社会不安障害―社交恐怖の病理を解く (ちくま新書)

社会不安障害―社交恐怖の病理を解く (ちくま新書)

社会不安障害 ─社交恐怖の病理を解く(田島 治 著)

HPより
人目から逃げたい!
他者の視線を過剰に意識してしまい、日常生活に大きな支障をきたす病、「社会不安障害」。SADとも略称されるこの病の姿と治療の実際を第一人者が解説する。

 すごくかいつまんで言えば、人前に出ると上がったり、人前で字を書けなかったりするのは誰にでも多少はあることだけど、それが日常生活を送る上で支障をきたすくらい重度になるとそれはSADとよばれる一種の精神的な病気ですよ。そして近年では投薬で改善されるケースもあるんですよ、という啓蒙書みたいなもんである。

 この手の話詳しくないから、どこまで一般的に認知されているか分からないけど、「あー、そんなもんか」と知ることが出来たのは収穫。精神科、心療内科とかあるけれど、これらと心理学とは同じなのか違うか管理人には全然分からない。どーなんだろ。

 本書を読むと、投薬によって劇的に改善するのは3割前後、そこそこに改善するのがまた3割前後だという。だから万能というわけではない。しかし、それでも対人恐怖症なども含まれるSADのせいで仕事を辞めざるを得なくなったり、引きこもってしまった人たちの生活がいるわけだから、そうした人たちの症状が7割方改善するというのは、コレはこれで意味があると思う。というか、万能薬とかある方がおかしいし、期待しちゃいけないわけだし。

 内容的にはいろんな患者の臨床のハナシが載っている。構成上、改善例が多いのはやむをえないか。大事なことは、SADも改善する可能性があるってコトだろう。それまで、単に内気だとか、人前で上がるのは気合いが足りない・場数を踏めば治るとか、そーいう思慮のないこと平気でいう人いるけど、SADが発達障害だったり遺伝的要素があるモノだと言うことが分かれば、社会も自分も対応しやすくなるんじゃないのかなぁ、と思った。

 ただ、わざわざ書籍化する必要があるのか、とも思うけれど…。話のレベルとしては雑誌でもいい気がする。