未来で待ってる
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週末やっていた「時をかける少女」(地上波は二度目かな)の中で、高校生の夏を感じさせるシーン。そして見終わった後、一番印象に残ったセリフがコレ。
あらかじめコレに関する情報を一切見てなかったこともあって、原作と一緒なのかな?みたいな、そんなノリで見ていたんだけど、関係はしているモノの、原作とは別の、スピンオフみたいな展開ですね。
原作の主人公・芳山和子が本作の主人公の叔母という設定だったりするなど、原作の世界観を維持しながらも、現代版にアレンジしてあったのが新鮮だった。SFチックな原作に比べて、高校生活の日常とタイムリープをクロスさせるのが管理人の個人的な好みに合ったのはいうまでもない(笑い)。ホントに、柑橘系な感じのする青春臭さ。
前回も書いたけど、数年前に映画化されたウェルズの「タイムマシーン」だと、結局歴史は変わらない(死ぬ運命にある人は、どんなに抵抗しても死んじゃう)のだけど、アニメ版「時をかける少女」は、歴史は変わるんだけど、変わればハッピーになるか、といえば、そんなわけなくて、誰かがそれを肩代わりしていたり…というのがこの映画の世界観なのかなぁ、と思う。
でもって、舞台が高校なだけのSFアニメではなくて、むしろ青春SFアニメと化したこの映画の「気持ちを正直に受け止める」ことの大切さに気づく&踏ん切りがつく直球指向型の主人公の、踏ん切りがついてからの行動が見ていて清々しくなる。
そして、最後の夏空。いやぁ、大事なことですよ。
それにしても、30そこそこで原作を書いた筒井康隆の奇才たるや恐ろしいモノがあるな。
- 作者: 筒井康隆,貞本義行
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いま見返すと
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お父さん、片道どれくらいかけて職場まで通っているのか、とか。その電車は西武線なのか、とか余計な想像をしてしまう。
あと、宮崎作品はおばあさんの描き方が上手いね。知恵というか叡智というか、そーいうものを体験として知っているおばあさんが、魅力的に書かれているし。
でもって、サン・テグジュペリと一緒に子どもの目というか感性というか、大事なんだよっていうのが良く分かった。
- 作者: アントワーヌ・ドサン=テグジュペリ,奥本大三郎,Antoine de Saint‐Exup´ery
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