あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

放言癖は治らない。パート2。

日本の消費者やかましい 太田農相、食の安全で発言(中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008081001000783.html

太田誠一農相は10日、NHKの討論番組で、食の安全に関連し「特に日本は潔癖で、国内は心配しなくてもよい」「消費者としての国民がやかましくいろいろ言うと、応えざるを得ない」などと発言した。

 福田康夫首相は相次ぐ食品偽装問題や中国製ギョーザ事件を踏まえ、消費者庁創設などを打ち出して食の安全確保をアピールしてきたが、野党は「国民がうるさいから消費者庁をつくるということだ」などと強く反発している。

 太田氏は同番組で、食の安全への対応を問われ「社会主義の国である中国のように、まずいことがあっても隠しておいてよい国、消費者のことを考えないでもよい国とは違う」と強調。

 食品の生産や流通などの情報を追跡するトレーサビリティー(生産履歴)制度や、HACCPと呼ばれる衛生管理が定着してきたと指摘した上で「日本は安心なんだが、消費者や国民がやかましいから、さらにそれを徹底してやっていく」と述べた。

 かつてサークルと称して強姦(輪姦か?アレは)行為に及んだ、「スーパーフリー事件」の時にも太田誠一は彼らスーフリ連中を「集団レイプする人は、まだ元気があるからいい」と発言した。

 また、新テロ特措法に反対する福島瑞穂に対して、「極左」と後援パーティの時にスピーチするなど、放言癖がある人間である。

 以前も「放言癖は治らない」http://d.hatena.ne.jp/takashi1982/20080115/1200403010で採り上げたけど、このヒトは確信犯だろうと思う。元々大学助教授だったと言うのもあって、大衆への蔑視感が強いんだろうね。

 それと同時に、自分に自信が有り余ってるから、思ったことを口にしてしまう。深い考えも無しに。太田が農水大臣に就任の報道を知ったとき、大臣になるから、少しは考えてモノを喋るかと思ったけど、全然ダメでした。自分の発言がどういう意味を周りに与えるかということについての自覚がまるでない。

 1人の国会議員なら許容内だろうけど、こういう人間が農林水産行政の最高責任者になってしまうと、それだけで国益を損ねるのではないか?国際交渉はいうに及ばず、国内産業の調整でも太田の放言によって、いらぬ手間やらまとまるモノもまとまらなくなってしまう。
 福田内閣の目玉が「消費者庁」に象徴される消費者行政への取り組みであれば、この発言によっておこるであろう反発は予想されるはずだが…。

 消費者が「やかましい」というのは太田の本音であろう。ゆえにタチが悪い。それをぐずぐず釈明するから尚更である。なら「言わなければよかったのに、どうして言っちゃうの?」という尤もな批判が次には待っているからだ。では、太田が言うように消費者うるさくなく、おとなしかったらどうだろうか。昨年来からの食品偽装や安全性の問題について、そのまま放置で良いのか。
 不二家ミートホープ船場吉兆、または残留農薬や異物混入etc.どれも野放しのまま、それで過ごしなさいと言うことなんだろうか。何を考えているのかよく分からない。
 はたまた、何も考えてないのかもしれない。