あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

金GOLD 黄金の国ジパングとエル・ドラード展@国立科学博物館


来月21日までやっているというので。リンクですよ。
http://kingold.jp/

 マルコ・ポーロが『東方見聞録』でジパングと記した黄金の国は存在したのでしょうか。日本には北海道から九州まで多くの金山があり、各地で金を産出してきました。歴史上の文化財には多くの金が使われています。古墳時代の副葬品や仏像、蒔絵や絵画、大判、小判などさまざまなものに利用されてきました。中尊寺金色堂金閣寺安土城などの建築にされ使われ始めたのです。日本はまさに黄金の国と呼べるほど金の豊富な国でした。現在でも各地の河川で砂金を採ることができます。
 本展は、金の科学や日本各地で産出した金塊、砂金、金鉱石を展示すると同時に、多くの国宝、重文を含む文化財によって日本に花開いた金の文化を紹介します。さらに工芸品や工業利用まで含めた現代の金、リサイクルまで、金をあらゆる角度から紹介します。

日本・コロンビア外交関係樹立100周年記念ということもあって、この企画があったようだ。科博(科学博物館)だけあって、金という物質を化学的に説明してあって面白い。
 とは言っても、私文の人間にとって、この手のハナシは非常につらい(苦笑)。科学は半分やって終わってしまっているので、金(Au)が11族元素で、だから何なんだ?みたいな反応になってしまう。いやぁ、もっと勉強しておくべきでした。(それでも、管理人の通った高校は私文でさえ物理・化学・生物・地学の4科目をやる)
 とりあえず分かったのが、金は展性や延性に優れていて、加工しやすいにも関わらず(?)、酸化等に強いために、古代から重宝がられていた、ということだ。

 展示は、まず、科博らしく金の特性について化学的な説明をした後、古代からの利用や、金を使った工芸品などを展示している。
 ちなみに、金は水の約19倍の重さがあるそうです。だから、アルミや銅、それに金の延べ棒が置いてあって、それぞれ持ち上げられるようになっているんだけど、同じ大きさなのに、金は凄く重い。 あの金の延べ棒1本は12.5kgなんだとか。片手で軽々とは持ち上がらないな。単に管理人が非力だって言うのはあるんだけど。
 でも、マンガなんかでドロボーや海賊(←どう違うんだとか言わない)が金貨や延べ棒を袋に詰め込むシーンがあったけど、あれは物理的に不可能だね。袋は破けるし、延べ棒10本持ったら120kgでしょ。持ち上がらないよ、あれじゃ。


 ほかに見どころと言えば、豊臣秀吉の黄金の茶室の復元だろうか。緊迫1600枚を貼り合わせて作った黄金の茶室。確かにこんなモノを作ったら千利休と対立するなぁ…。

 後半はコロンビアの金を使った工芸品。インカ・アステカ文明は分野によっては現代文明以上に高度であったのでは?というくらいだから、そこでの金工芸は非常に興味深いモノではある。ただ、管理人の勉強不足で、動物を模してあるなぁ…くらいにしか思わなかった。このへんもっと勉強しないといけませんね。

陸上男子400Mリレー

 オリンピックの話。
 まさか400Mリレーで銅獲れるとは思わなかったな。

 いやぁ、立派ですよ。ライバルのミスや失格があったからとはいえ、チャンスの女神は前髪しかついてないんすね。絶えず努力していつでもその前髪をつかめるようにしないといけないなぁ…。