あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

東京シティ・フィル第222回定期演奏会

歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」より序奏とポロネーズ

組曲「金鶏」

交響曲 第5番 ホ短調 作品64

指揮:ドリアン・ウィルソン

 チャイコフスキーを国民学派に含めるのには管理人個人としては違和感がある(彼自身にどこまで創作上の「国民」概念があったかはあやしい)けれど、ともあれ、今回はオール・ロシア・プログラム。
 ムソルグスキーはほんの少ししか披露されなかったので、この曲全体がどういう構成なのかっていうのは分からなかった。けれども、リムスキー=コルサコフは、それこそ「ロシア国民学派」全開の曲。指揮も「そんなふうに」演奏してくれるから、イメージ通りの曲に仕上がっていた。


 チャイコフスキーの5番。定期演奏会で名曲やる時って、違う意味で気合が入るのかなぁ、と思うような演奏。メロディ・ラインの強い、ロシア・ロマン主義チャイコフスキー。もともとオペラシティは弦が良く響くホール(中低音の響きが良いのかな)だから、尚更そう感じたのかもしれないけれど。木管群も総じて良い音を聴かせてました。管理人はファゴットに注目。良い仕事していた。ホルンやクラリネットが目立つけど、実は5番で大事なのは案外ファゴットではないかな、と。
 これだけの5番を聴いたのは小林研一郎以来だったので、非常に良かったッス。

 残念なのは客の入りが悪かったことでしょうかね。これで大丈夫か?と不安になってしまったり…。
 来月は飯守泰次郎マーラーの9番です。