あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

橋下はダメな大人じゃないんだよな

「朝日は人の悪口ばかり」橋下知事、本紙社説を批判
朝日新聞 2008年10月20日3時2分

 大阪府橋下徹知事は19日、兵庫県伊丹市陸上自衛隊伊丹駐屯地で開かれた「中部方面隊創隊48周年記念行事」に出席し、祝辞の中で「人の悪口ばっかり言ってるような朝日新聞のような大人が増えると日本はダメになります」と発言した。
http://www.asahi.com/national/update/1019/OSK200810190104.html

 大っぴらな席上で「日教組はガン」という元大臣や、批判を悪口と捉えてしまうような被害妄想全開の大阪府知事とか、なんだか、アタマおかしいんじゃないのか?という発言が多いような感じがする。
 こーいう発言を繰り返すような自称「保守」がいると、本当の保守の方々は多大な苦痛と迷惑を被っているんじゃないかと、普通に気の毒にもなってしまう。保守の美徳たる「奥ゆかしさ」や「節制」なんて微塵もない。大体、居酒屋でするような下品なレベルの話は居酒屋でしかしないものなのだが、彼らに共通しているのは「公」と「私」の区別が全くついてない。

 朝日の社説も、裁判所の判決を受けての当然のものだ。大体、懲戒請求をテレビで働きかけながら、自分は何一つコミットしてない。この行為がグレーもしくはクロになると予め分かっていたから自分が実際にコミットするのは控えたんだろうと邪推もしたくなる。

 そのあたりを考えると、石原慎太郎は(個人的には管理人とは全く合わないけど)役者としての格が橋下とは違うなと思ってしまい、なんだかヘンな言い方だけど、逆に見直してしまった。石原も割と暴言吐くけど、その辺の用心というか節度はある程度ある。そのラインでいうと、東国張もその辺り、意識的に抑制している感はあるな。

 橋下のいうニッポンをダメにしない大人っていうのは、民主主義や人権よりもその場の雰囲気や権力者のいうことに唯々諾々と従う人間を指すのだろうか。この辺の感覚のズレをもうちょっと上手く言語化できないものか、と思うけど、それは今後の課題。