このところの第九。
モントゥー以降の第九。
今のところ着々と1日1枚ずつ聴いている。毎年のこととはいえ、日記っぽく記録を書くのも面白いかも。以下聴いた順に書いてみる。
第一楽章冒頭の弦の刻みを宇宙の法則と捉えるか、生命誕生の混沌と捉えるか、みたいなことを福島恭章は書いていたが、トスカニーニはもちろん前者であろう。
- アーティスト: ラトル(サイモン),ボニー(バーバラ),レンメント(ビルギット),ストレイト(カート),ハンプソン(トーマス),バーミンガム市合唱団,ベートーヴェン,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2002/11/20
- メディア: CD
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
- アーティスト: ジンマン(デイヴィッド),スイス室内合唱団,ツィーザク(ルート),レンメルト(ビルギット),デイヴィスリム(スティーヴ),ロート(デトレフ),ベートーヴェン,ナーフ(フリッツ),チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
- 出版社/メーカー: BMGメディアジャパン
- 発売日: 1999/04/21
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (3件) を見る
ジンマンは古典派の枠を踏み外さない。ただ、ベートーヴェン曲に反映される意志のようなものがところどころ垣間見られる。その点で言うと、トスカニーニを穏当にしたものとも言えなくもない。曲の目指すべき方向性が近いと言うべきだろうか。
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」@山田一雄/京都市so.□秋山恵美子(S)荒道子(A)他
- アーティスト: Kazuo Yamada,1983年12月21日 京都会館第1ホール(ライヴ),ベリョースカ合唱団,京都市芸術大学音楽学部合唱団
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント株式会社
- 発売日: 1986/12/16
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
山田一雄の京都so.との演奏。ヤマカズの第九は京都so.の他に新星日響と札幌so.があるけれど、演奏自体は一番練られているような印象。相変わらず(?)弦の分離は悪く、ダンゴ化したようなオケの響き。もっともコレは、そーいった指揮者の志向性もあるため録音のせいにも出来ないけれど。
ただ、このあたりリマスタリングで何とかならなかったのかなぁ、と思うのは確か。
- アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団バーンスタイン(レナード),ジョーンズ(ギネス),シュヴァルツ(ハンナ),コロ(ルネ),モル(クルト),ウィーン国立歌劇場合唱団,ベートーヴェン,バーンスタイン(レナード),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2008/09/03
- メディア: CD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
フルトヴェングラーを小振りにして、現代的な感性を加えて、さらに、精神性よりも情熱を加えたような演奏。久しぶりに聴いて「なんてテンションの高い演奏だ」と認識を新たにした。聴き手の管理人が歳食ったからか、その手の演奏から遠ざかっているからかは定かでない。ともかくエネルギッシュ。
- アーティスト: 朝比奈隆,豊田喜代美,秋葉京子,林誠,高橋啓三,晋友会合唱団,ベートーヴェン,関屋晋,新日本フィルハーモニー交響楽団
- 出版社/メーカー: フォンテック
- 発売日: 2006/03/20
- メディア: CD
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
でも第一楽章の出来は、N響の方が良い。というよりオケの力量の差のような気もするが…。