あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

そこは宥めるところでは?

 なんだか穏やかではない様子。

<違法献金>民主・輿石氏「必要なら検事総長喚問も」

3月12日19時46分配信 毎日新聞

 民主党輿石東参院議員会長は12日の記者会見で、小沢一郎代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件について、検察側に説明責任があるとの認識を示した。樋渡利秋検事総長について「必要があれば来てもらう」と述べ、国会での証人喚問の可能性に言及した。

 証人喚問は行き過ぎだと思うけど、特捜部は確かに会見くらいやった方が良いんじゃないだろうか。政治資金規正法は別件で当然その先に贈収賄があると踏んでいるんだろうけど、コレ立証が結構容易じゃないハズ。前例からすれば、これほどまで大がかりにならなかった政治資金規正法違反をこれだけ大がかりにしたってコトは、それこそ「今後は厳しくしたいという検察の決意表明」をどっかで説明しないと、ダブスタの誹りすら受けかねない。
 むしろ、このまま中途半端に終わったら、検察トップの首が飛ぶどころじゃ済まないところまで発展するぞ。法改正や制度改革まで考えられる。だから、検察は何が何でも「その先」まで辿り着こうとしているんだろうけど。

 でも、ここに来てさんざんマスメディアにリークしていることが、逆にアダになっているんじゃないか、と言う気がしないでもない。同じ毎日新聞から、なんせ既に、

西松建設:社員名使い献金 二階氏側に年300万円
 準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)の違法献金事件で、同社が社員の名前を無断で使用して、二階俊博経済産業相が代表を務める自民党和歌山県第3選挙区支部に年間300万円の献金をしていたことが、同社関係者への取材で分かった。献金した人の名前を公表する必要がない5万円以下の小口献金を繰り返し、会社や社員の名を表に出さずに資金提供する目的があったとみられる。

 東京地検特捜部も同様の事実を把握しており、他人名義の献金を禁じた政治資金規正法に違反する疑いもあるとみて、不透明な献金の実態解明を進めている模様だ。

 なんて出てきてるし。世論も小沢の真相究明を求めながら、他にもやってるヤツらがいるんだろうから怪しいヤツらはみんな捜査しろ、的な「公平さ」を発揮しはじめているし。
 西松の問題は既に自民党にも飛び火しているが、小沢の腹心の秘書と呼ばれた高橋は次期総選挙で自民党から立候補でしょ。日歯漣の時みたく、真相は藪の中、となるのかリクルート問題みたいになるのか。ただ、リクルート同様に対象が広がりすぎると収拾がつかない。だからといって、小沢ひとりで終わりにも出来ない。そして小沢の開き直り具合からすれば、ホントにこのまま検察の腰砕けもあり得るような気がしてきて、なんだかなー…なのである。

 自分は小沢一郎という政治家と理念があわないのだけど、これだけ自身が火だるまになりながらも突っ走っているところに、政治家の執念らしきものを見て、逆に感心してしまったのも事実。

 ともかく、一連の報道の情報源が検察オンリーという状況だから、そこは差し引いて見ないと怪しい感じがする。

メディア・コントロール―正義なき民主主義と国際社会 (集英社新書)

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