あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

事故は気合じゃ防げない

事故は気合いじゃ防げない JR西の「人為ミス研究」脚光 産経ニュース6/28
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090628/dst0906282155005-n1.htm

 たまには産経も良い記事書く。そんな見本のような記事。

 「人はミスを犯すもの」。こんな前提に立ったJR西日本安全研究所の研究成果が注目を集めている。研究所は平成17年の福知山線脱線事故を機に3年前、立ち上げられた。信号機の点呼確認はすべて必要か、上司が部下をほめる効果はあるのか。成果は、従来の「事故は気合で防ぐもの」という鉄道界の体質を変え、自衛隊や病院、航空会社など畑違いの分野でも職員教育に取り入れられている。(森本充) 

 安全工学や人間工学といった失敗学はもっと注目されても良い。

 よく職場とかで「何で失敗したんだ!!」的に叱る上司がいる(?)けど、果たしてそれは本人に過失があったからなのか、それとも、そもそも1人が仕事をこなす限度を超えているのか、のどちらかであろう。

 もっとも、こっちはシゴト柄、それを見極めないといけないんだけど、一般企業だと、このあたり「精神論」で片付けちゃうような気がする。
 それで、精神論で突っ走った結果が「JR西日本 福知山線脱線事故」という最悪な結果をもたらしてしまったわけだ。

「社内教育向けに作られた冊子だったが、口コミで評判が広まり、建設会社や銀行、医療機関などから問い合わせが殺到。実費(1冊300円)で配布し、現在までの社外配布は4万6千冊にのぼる。」

 スゲー欲しい。
 成果主義とか、すべての根源とは言わないけど、一因ではあるんだろうな。この手の話、前にも書いた高速バスの話と関係してくると思うので、繰り返さないけどね。
NHKスペシャルみた