あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

ゼロからわかる民法

新書376ゼロからわかる民法 (平凡社新書)

新書376ゼロからわかる民法 (平凡社新書)

 管理人は法学部ではあったけれど、政治学プロパーなので、恥ずかしながら法律系には疎いところがある。たとえば、商法やら刑事&民事訴訟法なんて全くやってない。
 逆に、個人的に興味のあった、憲法は単位とったあとも、別の先生の講義を通年で受けていたこともある。

 そこで、民法だ。管理人の民法は「親族法・相続法」だけで、物権や債権はスルーしてしまった。民法は刑法に比べると難しいって聞いたことあったのがいけないのかもしれない。もしかすると単純に忙しかったのかもしれないが。(教職免許状の関係で、卒業時の単位は220単位くらいだったのかなぁ…)

 そこで、本書登場なのだ。

 「ゼロから分かる」というタイトルだが、注意しなければならないのは物権・債権分野しか扱われないと言うことだ。親族・相続分野を勉強しようとするならば、別の本にあたらないといけない。逆に、管理人には都合が良かったんだが。

 ただし、ここで述べられている「物権」「債権」の考え方は民法をこれから学びはじめる上でも、また民法の一般的な概念を知る上でも非常に重要だろう。平易に書かれているので、専門科目が始まる前の学生や、法学を学ばなかった一般でも充分読みこなせると思う。

 新書レベルの民法(物権・債権編)としては一番優しいんじゃないだろうか?
 きっと、このあとに、有斐閣とかのちゃんとした本を読めばいいと思う。