あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

ジャンプスクエア2月号

ジャンプ SQ. (スクエア) 2010年 02月号 [雑誌]

ジャンプ SQ. (スクエア) 2010年 02月号 [雑誌]

 表紙は『迷い猫オーバーラン』。
 このワケの分からん新連載が表紙のおかげで、管理人は本屋で、スクエアが見つからず、平積みになっている雑誌コーナーを3周してしまった。この表紙は完全に秋葉原だ。

 平たく言って、この新連載はいわゆる「萌え系」だろう。ウケる層にはウケるマンガ、つまり、「固定客」のいるマンガだけれど、固定層の囲い込みばかり考えてると、マンガ雑誌の購買層は先細る一方だと言うことに、いい加減、SQ.編集部は気づくべきだろう。

 少なくともこのところのラインナップからは読者層の拡大に対する意欲は全く感じられない。このまま行けば、「ジャンプ」の名前が頭に付いているにも関わらず、コンプティークとかと変わらなくなるんじゃないか。だいたい、この路線、つい最近、『Dr.るっる』が始まったばかりではないか。もう飽和化している。

 それと同時に始まった『カッコカワイイ宣言』もギャグマンガにしてはクオリティが低い。というか、この手のシュールを追求しているギャグマンガも、今のスクエアには飽和状態じゃないか?そんなおかげで、いつも批判ばっかしている『テニスの王子様』が相対的に自分の中でフツーのマンガになってきている。これは大変なことだと言わざるを得ない。

 あんまり褒めてないので褒める箇所は『魔物は歌わない』だろうな。
 新人マンガ家による1話読み切りだから、マンガに気合いが入っている。限られた分量のなかで、ネームにメリハリがきいており、きちんと収まるべきトコロにハナシが収まっている。
 内容的にはベタな展開なのだが、それでも楽しく最後まで一気に読めたのは、画力も大きいし、展開に無理なく、それでいながら、ベタをベタにさせないような工夫が見られるからだろう。

 『幻覚ピカソ』は最終コーナーを回ったか?はてさて、どーなりますか。