あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

そうはいうけど

 記事が消えてしまわないうちに、こっちに載っけておく。いわば備忘録。

 小沢一郎の政治とカネをめぐる問題で、週末に行われた世論調査
 ただし、断っておくが、「小沢一郎は現時点で不起訴」であるということだ。それはつまり、現時点において、裁判で有罪に出来るだけの証拠がない、ということである。ということは、当たり前のことだけど、「推定無罪の原則」以前の世界である。

 今回の事件は、逆に言ってしまえばその程度のことだったといえるかもしれない。いや、政治家だからグレーなのはけしからん、というのはもっともなんだけどさ、だからといって、「クロ」ではないんだから、犯人みたいにいうのは原則論からすればおかしい。

 そんなところに、共同通信社世論調査である。小沢の説明責任や幹事長職辞任については、他の報道機関による世論調査があるんだけれど、検察捜査についても質問しているのは現時点で共同通信だけだった。おかしいよな、フツーならどこの新聞社も「これだけ捜査しても、結局、不起訴でしかなかった検察の捜査」にたいしても訊けばいいのにさ。検察も権力だ、ということをあまり認識していない。

 ちなみに、世論調査では小沢が幹事長を辞任すべきは72%
 だけど、返す刀で、検察側の捜査についても評価しないが51%だった。


 むろん、刑事事件的には被疑者でもない小沢は、その意味において「無実の人」なんだけど、政治家としての説明責任はあるだろう。同時に、検察側にも説明責任が発生すると思う。果たして、マスメディアは小泉郵政解散足利事件からいったい何を学び、何を学ばなかったのだろうか。
 そして、記者クラブ制度というものは、どの程度知る権利にとってプラスの影響を与え、マイナスの影響を与えているのだろうか。


小沢幹事長辞任すべき72% 共同通信全国世論調査
 共同通信社は5、6両日に全国電世論調査を実施、資金管理団体の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で不起訴となった小沢一郎民主党幹事長の進退について「幹事長を辞めるべきだ」と答えた人が72・7%に上った。「幹事長を続けてよい」は22・8%。起訴された元秘書の衆院議員石川知裕被告に関しては「辞職すべきだ」69・1%、「辞職しなくてよい」21・8%で、「政治とカネ」問題に対する厳しい世論があらためて浮き彫りになった。

 鳩山内閣の支持率は41・4%で前回調査(1月17、18両日)から0・1ポイント減の横ばい。不支持率は1・0ポイント増の45・1%で、前回に引き続き不支持が支持を上回った。

 「不正な金はない」との小沢氏の説明に「納得できない」は87・2%、小沢氏の政治資金問題をめぐる鳩山由紀夫首相の対応に「納得できない」も78・0%に達した。

 約1年にわたる東京地検の小沢氏周辺に対する捜査に関しては「あまり評価しない」「評価しない」との否定的な回答が計51・3%で、「ある程度評価する」「評価する」の計45・0%を上回った。
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010020601000375.html