あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

根井雅弘『経済学はこう考える』

経済学はこう考える (ちくまプリマー新書)

経済学はこう考える (ちくまプリマー新書)

 著者は京大教授(経済思想史

 マーシャル、ケインズ、ロビンソンといういわゆる「ケンブリッジ学派」を軸にしながら、その経済思想を平易に説く。その際に、スミス、シュンペータ、カレツキ、サミュエルソンフリードマン等にも若干触れる。主眼はその理論的な枠組みもさることながら、彼らが何のために経済学を発展させていったのかというその問題意識であるといえるだろう。

 各章末には入手可能な参考文献が多数挙げられており、これを入り口に経済思想の勉強を始めても面白いかもしれない。とはいえ、あまりにもピンポイントに絞っているともいえるのだが…。