根井雅弘『経済学はこう考える』
- 作者: 根井雅弘
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/01/01
- メディア: 新書
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マーシャル、ケインズ、ロビンソンといういわゆる「ケンブリッジ学派」を軸にしながら、その経済思想を平易に説く。その際に、スミス、シュンペータ、カレツキ、サミュエルソン、フリードマン等にも若干触れる。主眼はその理論的な枠組みもさることながら、彼らが何のために経済学を発展させていったのかというその問題意識であるといえるだろう。
各章末には入手可能な参考文献が多数挙げられており、これを入り口に経済思想の勉強を始めても面白いかもしれない。とはいえ、あまりにもピンポイントに絞っているともいえるのだが…。