あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

表面を追ってもしょうがない。

サービス残業3年ぶり増 1386社、123億円(共同通信

労働基準監督署の是正指導を受け2010年度、100万円以上の不払い残業代を支払った企業は、前年度より165社増え1386社だったことが19日、厚生労働省のまとめで分かった。支払った残業代の総額も約7億2千万円増の約123億2千万円で、いずれも3年ぶりの増加。

 サービス残業は企業数、支払額とも07年度に過去最多となって以降、減少が続いていた。厚労省は10年度に所定外の労働時間が増えた結果、増加に転じたと分析している。

 厚労省によると不払い残業代の支払いを受けた労働者は約11万5千人。1人当たりの平均額は約11万円で、1社当たりだと約889万円だった。

サービス残業」という呼称が犯罪行為を隠してしまっているよな。店のモノを金払わずに持っていくと窃盗で捕まえるくせに。監督署はしっかり仕事しましょう。
 それにしても、いつもは「政治の無能」を声高に言う経団連の米倉はこういうときに先頭を切って、違法なサビ残を産業界から一掃しようと言わないのはどういうことか。
 
「受給者のままでいい」 生活保護4か月連続200万人 読売新聞

うつ病と診断され、生活保護を受けたが、初めて保護費を受け取る時は「恥ずかしかった」。だが就職活動は、100件近く応募して面接に至るのが10件ほど。ある工場に採用が決まった時も、1日7時間の労働が「厳しすぎる」と辞退した。

 医師からは「じきに完治する」と言われているが、「まじめに働いても、月10万円ちょっとでは……」と働く気が起きない。ハローワークにも行かず、スロットマシンで遊ぶ日々。「プロになるまで、生活保護のお世話になろうかな」。悪びれることなく言った。

 本当にここ1年くらいで讀賣はゲスな記事を連発して書くようになった。一体どういう見えない敵と戦っているというのか?タイトルを「読売新聞記者 ゲスのままでいい」とかしてやりたいくらい。

 もちろん、この記事に書かれているような生活保護を巡る現状が存在しているは事実である。ただ、心や体を病んでしまえば当たり前のような日常生活や労働すら覚束ない。新聞記者をやっていながら、そのあたりに意識が及ばないというのは致命的ではないのか?

 本来、ジャーナリズムの担うべき役割は、なぜ生活保護から抜け出せないのか?現行制度では、ただ金銭面のサポートするだけだが、それでは不十分で、メンタルケアを含めた自立支援の制度的枠組みを作るよう、他の地域や国との比較を取材で明らかにすることであろう。
 この記事では2ちゃんれべるだ。記事を読んだあと、結局読者の心に残るのは「生活保護者はけしからん、もっと厳しくするべきだ」という、問題の本質を見誤った対応策と、その政策への喝采であろう。(かつての阿久根市や、今の大阪みたいに)