あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

浦和 浜名(うなぎ)

 夏以来、ご無沙汰だった浦和のうなぎ屋巡りだ。このところハードワークだったこともあり、代休を利用して訪問する。胃も疲れているだろうから、中華とかはパスするとなると、やはりここはうなぎでしょう、ということで、浜名へ。

 ここはロイヤルパインズホテルの北側に位置する交差点を公演方向に10メートルくらい行ったところにある。浦和のうなぎ屋は山崎屋や満寿家、萬店のように大きな店構えのお店がある一方で、ここのようにひっそりと営業しているお店もある。

 店頭には

 当店の専用駐車場はございません。
 強度の香水をつけているお客様のご入店はご遠慮頂いております。
 各種カードのご利用はできません。
 小学生以上のお客様にご入店頂いております。
 終日禁煙になります。

 という、一瞬、「うるさ型の店かな?」と思うが、5項目全てに該当しない管理人は気にせず入店。12時前だったけれど、平日と言うこともあり、1組しかお客さんは居なかった。店内はテーブルが4卓と小上がりに2卓。奥のテーブル席へ案内される。

 メニューいたってシンプルでうな重もランクはなく、「うな重」1種類のみ(3000円)。
 3000円のうな重というと、竹〜松レベルのうな重になるのだが、これが非常に美味しかった。うなぎそのものの味で言えば、現時点で浦和最高水準である。
 たしかに、メニューにはうなぎの案内がしてあって、焼津の「大井川共水うなぎ」を使用と書いてあった。二年近くかけてゆっくり育てられたうなぎは確かに肉厚で、臭みもなく、脂も乗っていて、「うなぎそのものが美味しい」のである。

 ご飯は釜が複数あったことから、釜を使い分けているのであるが、米そのものは美味いモノの、個人的にはもうちょっと柔らかいふっくらと炊いたご飯を食べたかった。このあたりは好みになるのだろうが、ご飯粒を意識させるような炊き方だったので、もっと米のおいしさをひきたてるような炊き方でも良いとは思うのだが。

 唯一残念なところは、ご主人とおかみさんの2人で切り盛りしているお店の為、ホスピタリティはそれ程良くない。おかみさんも手伝いで厨房に出たり入ったりしてしまう為、お茶を頼もうと思ったり、なにかあっても、呼びに行かないとサービスが受けられなかったりする。
 もっとも、愛想が悪い、とかそういうのではないので、不快な思いをすると言うことはない。タイミングによってお客さんが続けて入ってくると、おかみさん忙しそうだから「お茶は近くの喫茶店で済ませるか…」というような、そんな気分になるに過ぎないのだが。
 
 ともあれ、お店には割烹料理屋のような高級感もあり、「うなぎをたべよう!」と張り切るときにはオススメのお店である。


お店のHPは↓ 
http://www.unagi-hamana.com/