あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

チェーザレ 9巻

チェーザレ 破壊の創造者(9) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(9) (KCデラックス)

 ようやく出た。しばらく間が開いていたから、若干記憶が怪しい(笑い)。
 いよいよ、ローマ教皇をめぐっての権謀術数が本格化してきそうな予感だ。今回もミケランジェロの登場など、ところどころ歴史の結節点が垣間見られるような描写もある。サヴォナローラに対するチェーザレらの評価がおもしろい。「倫理を突き詰めるためにほかのすべての理念を排除するのは間違っている。政治を理解せずして教えを説くことができない」というチェーザレに対して「聖職者は神の教えを説くものであり権力者と同義ではない」と応えるフランチェスコ。ここにまさに政治と宗教というマキャヴェリが直面した問題があると言えよう。