あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

ラファエロ展

 仕事の上がりが早かったので、週末の夜間展覧に上野の国立西洋美術館へ。お目当てはラファエロ展である。

ルネサンスを代表する画家ラファエロ・サンツィオ(1483 1520年)。ルネサンス絵画を完成させ、後の画家たちの手本となったラファエロですが、作品の貴重さゆえに展覧会の開催はヨーロッパにおいてもきわめて難しいとされています。本展はヨーロッパ以外では初となる大規模なラファエロ展です。
本展にはペルジーノらの影響が色濃く残る修業時代の作品から、レオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロに触発されたフィレンツェにおける作品、そして1508年にローマへ上京し、教皇のもとで数々の大規模プロジェクトに携わった晩年の作品まで、20点以上のラファエロ作品が集結します。...以後の美術表現に絶大な影響を与えた画家ラファエロの全貌を知る、絶好の機会となるでしょう。[美術館サイトより]

美術館HPはこちら
http://raffaello2013.com/

 ついに日本でラファエロの作品群が見られる!!
 こういうときに、東京近郊に住んでいることのありがたさをつくづく感じる。満員電車や住環境の悪さ、物価の高さなど、不安を挙げればいろいろあるのだろうが、やはり世界トップクラスの先進国「日本」の「首都・東京」を代表する国立美術館だからこそ、ラファエロ展が出来るのだと思う。自分からヨーロッパまで行かなくても、作品が来てくれるのだから、これを逃さない訳にはいかない。

 世界史の教科書でもお馴染みのラファエロである。「本物」の作品から放つオーラは瞬間的に感じ取れるほどハッキリとしていた。やっぱり後世に残るものはすごいんだなぁ…。チケットにも印刷されていたが、大公の聖母像なんて、後光が差しているかのようだ。ただし、ルネサンス時代の美術作品にはキリスト教や神話にある程度、理解がないと、見たところで、単なるキレーな絵に留まっているように思う。もっと楽しむには美術史を抑えとかなければなぁ。(それが、新書の西洋美術史入門を読むきっかけでもあった)