あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

知の教科書 キリスト教 (講談社選書メチエ)

知の教科書 キリスト教 (講談社選書メチエ)

知の教科書 キリスト教 (講談社選書メチエ)

著者はフランス在住の批評家、作家である。ただし東大院→フランスでキリスト教史研究をしたという経歴のようだ。はじめに述べられているように、敬虔な信者でない著者が、学問的、批評家的な眼差しでキリスト教を語るのはかなり新鮮である。随分と突き放して旧約・新約聖書の各章を解説するのは非キリスト教徒である私には好ましかった。文明史としての、また、宗教学としてのキリスト教を理解するには面白いだろう。