あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

なにごとも経験

 労働安全衛生法では事業者に従業員の健康診断受診を義務づけしている関係で、毎年1回は健康診断をすることになっている。
 ウチの勤務先では30歳から隔年で、40歳からは毎年、人間ドックの受診費用が半分くらい負担してもらえるという。
 去年は予約が取れなくて、この制度を利用できなかったけれど、モノは試しと利用してみた。
 そして人生初の胃カメラだ。

 受けた感想は、胃カメラバリウムはどっちがイイか、悩みどころだな。
 バリウムは飲んだ後の下剤が利きすぎる関係で、管理人は茹で上がったエビみたく体が曲がるほど、腹が痛い。前回、バリウム→下剤の時は午後まるで仕事が出来なくて、自宅のソファーに丸まっていた(笑い)。当然夜ご飯も普通のものを食べる気力が無くて、暖かいそうめんを食べる始末だ。
 便通が良いのもこういうときは考え物である。
 ところで、下剤を飲んでも「なんか腹がゴロゴロしているなー」とかいって仕事をしている同僚がいるけれど本当に尊敬する。

 そんなところで今回は胃カメラ内視鏡)にしてみた。追加料金は5000円くらいだったかな?
 左鼻にスプレー状の麻酔をして、そこから更にノドに麻酔をするためにジェル状の液体を鼻から吸った。そうするとしばらくしてから鼻から胃カメラが入るのだが、最近の胃カメラは小さいと言っても鉛筆くらいの太さはあるんじゃないか。いくら柔らかくたって鉛筆は鼻に突っ込まないぞ。いや、小学校の時に鼻に突っ込んで鼻血を出しているクラスメイトがいたが。

 背筋をただして、カメラの方向に横向きに寝ながら挿入される。
 麻酔のおかげで痛くはないんだけれど、鼻の中に胃カメラが入っていくのが分かる。ずんずんと自分の体の中を探検される胃カメラ
 「今、食道を通過してますよー」とか「苦しかったら言ってください」とか話しているんだけれど、正直答えている余裕がない(苦笑)。よく映るように胃カメラから空気が出ているので胃は膨張してなんだかヘンな気持ちだ。

 苦しいので目を開けていられないのだが、それでもところどころモニタを見ると、さすがに食道も胃も、まだきれいなピンク色をしていた。ただ、何があったか分からないが、軽く出血していた跡があったのは意外。胃炎か何かだったのか。便の検査では異常なしだと言うから軽度なんだろうが。
 もっとも、ストレスがいけないんだろうな。もっと早く帰宅しなければなるまい。

 検査の結果はその時点で異常なし。その場でポリープとか有るとガッカリするよね。

 ノドの麻酔の難点は検査後もしばらくノドが動かないので、30〜40分くらいは唾液を飲み込むことが出来ないあたりだろうか。 おかげで2、3回むせてしまった。アレは何とかならないものか。

 あとは眼圧や視野の検査、肺活量に超音波検査だ。超音波なんて妊婦さんくらいしかやらないと思ったけれどそうじゃないんだね。そして、心電図。これは何度やっても緊張するな。心電図を測定する器械を外したとき。モニタから音が出るんだけれど、それはまんま「救命救急24時」の世界。「あ、心停止だ」なんて思ってしまう。機会を外したから当たり前なんだが。
 
 面白いながらも、こういうことに気を遣う年齢に突入したことにややガッカリ。健康第一ですよねぇ。