あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

石川大我『ボクの彼氏はどこにいる? 』(講談社文庫)

ボクの彼氏はどこにいる? (講談社文庫)

ボクの彼氏はどこにいる? (講談社文庫)

 社民党党首選挙に立候補していたので「確かどこかで・・・」と思っていたら、この本の著者であった。以前、NHKの福祉系番組「ハートをつなごう」に同性愛者の交流活動に取り組んでいたのをおぼろげながら覚えていた。本書はまだ著者が政治家になる前の、その頃に書かれたものである。内容は小学校から大学までの著者が考えたり思ったりしたことを振り返りながら書いた自伝というのだろうか。これを読むとマジョリティだと気づかない「こう思っていたんだ・気を遣ってきた」という発見がたくさんあった。それでいて重くならない読後感も良かった。