あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

銀の匙 Silver Spoon 10 (少年サンデーコミックス)

農業高校の年越しで教員たちが宴会しているのは実話であって欲しいなぁ。と思ってしまった。受験や就職という進路が控えているのは高校が舞台のマンガであれば共通だけれど、「エゾノー」は(恐らくモデルは帯広であろう)北海道の雄大な自然と相まって、都市化されない高校生たちが伸び伸びと生活しているようで実に気持ちがよい。今回はソーセージ作りの過程で「販売者としての自分」に八軒は直面するが、ところどころで一次産業が直面する問題が登場して、楽しいだけではない農業の厳しさも知ることが出来るのが良いのだろう。

Dr.DMAT〜瓦礫の下のヒポクラテス〜 6 (ジャンプコミックスデラックス)

ついに「瓦礫の下のヒポクラテス」のサブタイトルが顔を見せたような印象だ。自らに高い倫理観を持つことを要請するヒポクラテスの掟のように、また、それ以上に厳しい職業倫理を持たざるを得ないDMATとして八雲響は「瓦礫の下」でどう患者と向き合うのか。6巻での響はとても逞しく、1巻とはエライ違いで、あるある展開なら、女性キャラは惚れるんだよな、とか突っ込んでみたくなるんだけれど、そんなことを許さない大地震である。展開が何となく読めてきたのだけれど、そこに向かう過程を大事に読んでいきたいと思う。