あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

東京都交響楽団 第765回 定期演奏会

指揮:梅田俊明
ヴィオラ:川本嘉子
打楽器:安江佐和子


《日本管弦楽の名曲とその源流−18》(プロデュース:一柳慧
安良岡章夫:レイディアント・ポイント?(2006年版)
安良岡章夫:ヴィオラとオーケストラのためのポリフォニア
シェーンベルク:5つの管弦楽曲(改訂版)

小沼純一(音楽・文芸批評/早稲田大学教授) による聴き所を抜粋。
http://tower.jp/article/series/2013/12/10/tmso

1月23日(木)はAシリーズ、梅田俊明指揮で東京文化会館、2つの安良岡章夫作品とシェーンベルクがならぶ。1958年生まれの安良岡章夫は、かならずしも多作だったり、派手に作品が持ちあげられたりといったことはないけれども、アンサンブル「アール・レスピラン」をたちあげ、芸大で後進の指導にあたったりと、地道な活動で知られる。この作曲家によるオーケストラ作品が2つ、というのは滅多にない機会だし、しかも《レイディアント・ポイント?〜打楽器とオーケストラのための》では打楽器の安江佐和子が、《ヴィオラとオーケストラのためのポリフォニア》ではヴィオラの川本嘉子がソリストとして登場するのは、彼女たちが名手というだけでなく、同時代の作品を文字どおり自分の身近にあるもの、として演奏できる人たちであるゆえに、楽しみだ。また、すでに古典となったシェーンベルク《5つの管弦楽曲》が1998年の新校訂版で演奏されるというのも、気になるひとにはとても気になること、だろう。

 今年最初の都響定期@上野だった。今年も相変わらず、忙しくはない曜日のハズなのに、ギリギリの到着となってしまう・・・。
 安良岡章夫とシェーンベルクのプログラム。他界した別宮から一柳にバトンタッチしてから、自分にとっては聞き難くなったな、と感じる。聴き所にもあったが、選曲がかなり前衛的になってしまったのだろう。調性やメロディの否定は結局ツマラナイ、という別宮のスタンスと一柳が異なるからなんだろうな。好きな人には面白いが、これならあまり取り上げられない現代以外の作曲家の作品の方がよほど感動的だ。
 安良岡の2曲は響きが斬新だけど途中で聞き飽きてしまった。計算尽くで作っているのだろう、無駄な瞬間はなく緊張感も続いていたのだけれど…ねぇ。レイディアント・ポイント?は冒頭からバンダ隊も登場し、鳴りまくっている(笑い)。響の質はコンテンポラリーアートを見ているかのよう。
 シェーンベルクは既に古典と化している。こっちはさすがに楽しめた。生誕100年だから伊福部でも良い気もするが、絶対にあり得無いのだろう。