あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

埼玉県立近代美術館「戦後日本都市伝説―挑発する家・内省する家」

美術館HPより

とある建築家の集まるシンポジウムで、「昨今の建築界では現代彫刻と見紛うような建築も現れてきたが、その違いは何か」という問いに、ある建築家は「内部があることである」と答えました。住宅に注がれる建築家の眼差しは、その内部空間をどう構成するかという点に収斂されていくといっても過言ではないでしょう。
 人間の生活の基本である「衣・食・住」の「住」、中でも戸建て住宅に焦点を当てたこの展覧会は、戦後の1950年代の建築作品から始まり、国家的イベントである万博を経て、建築家の眼差しが強く内部に向けられた1970年代まで、16人の建築家の16作品で構成されています。今や伝説ともなった戦後日本の、挑発する、あるいは内省する建築作品の数々を、建築家のコンセプトとともに紹介することにより、建築家が「住まい」という私的な空間をどうとらえ、どう表現しようとしたかを探ります。
 この展覧会がご観覧いただく皆様にとって、改めて住空間を見つめ直し、思索を深めながら、新たな視点を見出す機会になればと願っています。

 丹下健三、増沢洵〜安藤忠雄、伊藤豊雄とか、自分は名前だけは知っているor建築は知っているヒトたちの住宅。原弘司とかをみると「この住宅を設計するヒトが京都駅ビルっていうのは納得だわー」って思ってしまった(笑)
 写真は中銀タワーカプセルビルのカプセル。晩年の露出で有名人となった黒川紀章の設計。さすがに内部は時代を感じる。オーディオ機材とか、やっぱりねぇ…。ついでながら、埼玉県立近代美術館そのものが黒川紀章の建築である。中銀カプセルビルと近代美術館とを繋ぐ線がイマイチ自分には難しいな。