あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

高野苺『orange(3)』 (アクションコミックス(月刊アクション))

恋愛を描きつつも、翔を死なせないという思いからストーリーは徐々に学園青春友情モノへと軸が移ってきた。展開はこの巻でも疾走している。相変わらず須和くんは「気持ちの良い男」である。あまりにイイ人過ぎるが故に逆説的に主人公のパートナーにはならない、という損な役回りでもある。ただし、この巻から須和くんがやや強引ながらもストーリーを牽引していく役割を果たす。よくある話だが、相変わらず主人公は鈍感だ。だが、今回彼らは自らの意思で手紙からの指令を無視して歩き出した。さて、友達全員が目的を共有出来た後、未来をどう変えていくのか、タイムパラドクスも含めてどうなるのだろうか。