あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

樺山紘一 『「近代ヨーロッパの情熱と苦悩」世界の歴史 (22)』

 おおざっぱな理解として、市民革命後のヨーロッパ世界について英・仏・伊(独)・露について、それぞれ章を割いて記述している。それぞれの国に対して、それぞれの専門家が執筆している関係でそれほど記述に統一感があるわけではないので、通史的に読むにはあまり適さないように思った。とはいえ、それぞれの章だけで見ればなかなか充実しており、革命後のフランスとウィーン体制、イギリス産業革命の光と影といったあたりがおおよそつかめたのは良かった。