あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

野村達朗『「民族」で読むアメリカ』 (講談社現代新書)

「民族」で読むアメリカ (講談社現代新書)

「民族」で読むアメリカ (講談社現代新書)

「移民」で知る「アメリカ史」と言えば分かりやすいだろうか。メイフラワー号に乗った建国の父たちやポカホンタスネイティヴアメリカン。そして奴隷貿易の末やって来た黒人たち。アメリカ史はその時々の移民によって特徴づけられるということがよく分かる。WASP以外のアイルランド系移民、中欧・東欧からの移民が「白人」ではありながらどういう位置づけだったのか、など初めて知ることも多かった。むろん、20世紀に入るとアジア系・ヒスパニックなどが登場するし、メルティングポットかサラダボウルかという議論も考えさせられる。