あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

白鳥の湖

 定時で上がったら珍しく感じたのだろう「早いですね」と言われた。いや、気持ちは毎日定時で上がりたいんですよ?「それに私は趣味で忙しいんだ」by生瀬勝久 なんですから。
 旧レニングラード国立バレエによる「白鳥の湖」を観る。実はプロのバレエを観るのは初めてだったが、きっかけがコレで良かったと思った。クラシックリスナーとしては、やはりチャイコフスキーの本領はこっちなんだな、と感じずには居られない観衆を別世界へと連れ去ってしまう音楽。
 「白鳥の湖」見ながら思ったことはバレエ音楽は演奏会用とバレエ用といずれも表現としてはアリだなと感じた。実際、もっと効果を狙って演奏できるが、そうなるとバレリーナたちは跳べないだろうな。

チャイコフスキー:白鳥の湖

チャイコフスキー:白鳥の湖

 やはりアンセルメで!!

追記

白鳥の湖」を鑑賞してから、結構な頻度でチャイコフスキーの音楽を聴いている。「白鳥の湖」も勿論聴いているのだけれど、アンセルメ指揮によるCDはまさに「名匠」の演奏と言うにピッタリだ。曲の構造を明らかにしつつ、大げさなところもないがかといって不足もない。流石である。
 もちろん、ロシアの指揮者とオーケストラによる、もっと「身が悶えんばかりにロシア臭」がするような演奏もあるし、音のパレットのような色彩感溢れる演奏もあるのだけれど、そのいずれを必要とせず、丹念に必要な要素の核心部分を掬い取っていく演奏はそう多くないはずだ。