あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

エコロジーをデザインする―エコ・フィロソフィの挑戦

エコロジーをデザインする―エコ・フィロソフィの挑戦

エコロジーをデザインする―エコ・フィロソフィの挑戦

 アンソロジー的にそれぞれの論者が「エコデザイン」について論じている。総論的には持続可能な開発や共有地の悲劇、資源循環型社会といった高等学校の「現代社会」等で論じられている地球環境問題に対する、一種模範解答的なアプローチを提唱している。副題に「エコ・フィロソフィの挑戦」とあるように、制度論や技術論に留まらず、人間と自然や、人間そのものと言った哲学的な内容についても論じるのが本書の特色と言うべきだろうか。多くの論者によるので、エコデザインについて厳密な定義を望むことは出来ないが、逆に大枠は掴めるだろう。