DAYS JAPAN (デイズ ジャパン) 2015年 02月号

DAYS JAPAN (デイズ ジャパン) 2015年 02月号 [雑誌]

　早くも風刺画を掲載したフランスの新聞社襲撃が掲載されていたのには驚いた。この手の月刊誌にしてはフットワークが軽いなと。メインは飯館村と沖縄の話だけれど、個人的には一番衝撃的だったのは、「アジア臓器売買の現実」として話としては知っていた腎臓売買のルポタージュが掲載されていたことだろう｡当然のことながら背景には貧困があって、自らの腎臓を売ることに対する抵抗が（恐らく教育水準とも関係するのだろう）少ない事があるのだろう。臓器不足は移植技術の発展に伴う不可避的現象であるというのは他の論者が指摘するとおりだと思う。