あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

戦国の活力 (全集 日本の歴史 8)

戦国の活力 (全集 日本の歴史 8)

戦国の活力 (全集 日本の歴史 8)

 池上裕子(成蹊大名誉教授)『織豊政権江戸幕府』以来の通史における一冊である。前者がかなり細かく専門的であった印象を受けたが、こちらは挿絵や図が多く、一般の読者にも分かりやすく書いているという印象を受けた。内容も、単純な政治史だけを取りあげるのではなく、社会史的な側面や戦国大名の領国経営といった部分にも考察されている。大河ドラマでは描かれないけれど実際はどうなっているのだろうと(私自身なんかは)長年思っていた仕組みについて解説がされている。挿絵や図が多いのも視覚的に分かりやすくて良かった。