あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

ニューイヤーコンサート

 初めて「ニューイヤー・コンサート」なるものを聴いてきた。都響小林研一郎によるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番とブラームスの第一交響曲でした。東京文化会館は10年以上定期会員として聴いているけれど、3階席正面というのは実は初めて。今更ながら見晴らしも良く音のバランスも良い。
 ピアノ協奏曲はソリストに金子三勇士を迎えた。長身でピアノを弾くには恵まれた体型ではないか!? 演奏はアッサリめのチャイコフスキー。もっとロシアロマンティズム全開かと思えば、そうではなく。音色は明るく、引き摺らない。でも若さゆえに思い切りの良い演奏だった。
 ブラームスはよくぞ引っ張っているな、というくらい第一楽章はスローテンポ。都響は良くついて行っている。もっと弦が分厚い響きを持っても良いけれど、美感を損ねない。第二楽章以降はロマン全開で、特に第3楽章の弦が美しい。終楽章はコバケン節MAXで、オールドタイプながら充実したブラームス
 終演後、マイクを持ったコバケンがちょっとコメント。それからのドヴォルジャーク「ユモレスク」。ここまでくると「コバケン・ワールド」(笑い)。ともあれ、新年最初のコンサートとしてはとてもヨカッタです!