あれぐろ・こん・ぶりお 2楽章

備忘録も兼ねて。日記なんて小学生の時宿題で課された1年間しか続かなかったのですが、負担にならないように書けば続くものですね。

ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」

 知り合いのお店で食事をしながら、友人たちと人生初の劇団四季鑑賞。
 『サウンド・オブ・ミュージック』を観劇してきました。映画版、アニメ版と観ていたのであらすじは分かっていますが、ミュージカルとして観るとまた違った面白さがあって良いですね。とくに舞台から歌が聞こえてくるのがイイ。
 ちょうど、今度の研究会に向けて、ナチ関係の研究書を読んでいるので、子どもの頃とは違った感覚で観劇しました。トラップ大佐のオーストリア人としてのアイデンティティの問題や、周囲の生き残ろうとするがゆえにナチへ不承不承に従わざるを得ない時代状況。
 ザルツブルク音楽祭でのナチ党旗が生々しく掲げられるシーンは「ヒトラーの第九」を思い起こさせた。もっとも、舞台だとモノクロではなく、どぎついまでに鮮やかなナチ党旗は、今の自分を引かせてしまうに十分の迫力だ。そんなことをつらつらと思いつつ、合唱の迫力にも感銘を受けた2時間強だった。