写真展
良く晴れた午後の休日という事もあって、後輩の写真展に行ってきました。
『ヤクシマ ヤクシ ー中国新疆ウイグル自治区の今ー』
と、いうことで、ウイグル自治区の日常を収めた面白い写真展でした。以下、自分へのメモも込めて、思いついたことを箇条書きに。
- 新疆ウイグル自治区だと、「中華人民共和国 国内」とはいえ、まさに中央アジアであるなぁ、というのが「視覚的に」よく分かる。(自然地理学的な観点からも)
- 顔立ちは漢民族では無いので、一見すると、恐らく「中国なの?」と思う。
- とはいえ、やはり「中華人民共和国」国内でもある建物の雰囲気、特に、西安に行ったときに感じた、街の雰囲気がやはり残っている。そこはシルクロードによる文化の交流でもあるのだろう。(共産党政権の漢化政策も当然あるのだろうが)
- 普段、接しているのが文字情報ばかりなので、新疆ウイグル自治区の市井の人の日常生活というのは新鮮である。
- 共産党政府のイスラームに対する抑圧というのもよく分かる。(三日月と五芒星の禁止、ヒゲの禁止、ブルカの禁止など)もっとも、そうしたイスラームの表象なり作法の抑圧が、現地で暮らすイスラームの信仰にどういう変化をもたらすのかについては、興味のあるところ。
長崎のキリシタンのキリスト教信仰の在り方は、遠藤周作の小説にあるようなテーマと似ているのかなぁ、と。
とりあえず、今日思いついたのはそんなところで。
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2017/05_shinjyuku.html#04:title:ヤクシマ ヤクシ ー中国新疆ウイグル自治区の今ー